直観力を鍛える方法、直観力がある人・ない人の特徴 | SPITOPI

多くの成功者が自分の望む人生を勝ち取るために有効なものとして挙げている直感力について、直感力がある人とない人にはどのような違いがあるのか、それぞれの特徴を挙げながら、その鍛錬法をご紹介します。

1. 直観力とは?

一般的に直感力と言われるものには、2つの種類があります。

一つは、意識と無意識のどちらとも言えない中間の領域で、物事を決断する力のことであり、もう一方は、未知なることを第六巻的なひらめきによって手繰り寄せる力のことです。

いずれにしてもその判断が100パーセント正しいとは限らないのが特徴であり、例えば、熟練した職人ほど無意識に手が動かせるのと同じように、その的中率は経験の違いによっても変わってきます。

つまり、日々、様々な選択を強いられる生活の中で備えた直感力とは、努力と経験に裏打ちされた私的財産と称することもできます。

2. 直観力がある人の特徴

2-1. 経験則を持っている

直感力がある人の特徴として、まず挙なければいけないのは、様々な経験を経て、独自の経験則を持っていることです。

自分の中で何度も反復することで、正しい判断が自然と体に身につき、極限に追い込まれた状況でも、適材適所で正しいひらめきを導き出すことができます。

脳の性能を考えれば、脳にインプットした記憶と、それらの複合的思考以外のことは、自分の体の内側から出てくるはずはありませんので、どこから電波が飛んできたように感じられるような意外な発想であっても、本質的には自分の記憶に基づいて思考しています。

2-2. 根拠なき自信に満ち溢れている

根拠なき自信に満ち溢れている人は、天才的な閃きがある人間だと体感したいがために、直感力に頼る傾向があります。

逆に言えばそれは、綿密な分析をして物事にアプローチするのが苦手という一面を表しており、論理立てていく道筋よりも感性を鍛え上げた結果、鋭い直感力を備えることとなるケースがよくあります。

このようなタイプの人は、芸術肌の人に多く、時に天から降りてきたかのような素晴らしい才能を掴み取ることができます。

他人の言いなりになっていては自分の直感力を押し出すことはできませんので、時代を塗り替えるような新しい表現を目指している人には、不可欠な能力と言えます。

2-3. 運命を信じる

自分の運命を信じている運命論者は、文脈を考えれば全く関連のないようなひらめきをした時でも、きっとこれは運命なのだということで、全てを納得させる傾向があります。

このような傾向が見られる人は占いなども好きで、意味や理屈よりも自分自身に囁く内なる声を優先する一面があり、時に周囲の人を困惑させますが、そうした結果、誰にも予想できなかった素晴らしい成果を挙げることもあります。

このことから読み取れるのは、スピリチュアルの世界に傾倒し、自分という人間界の一個人の意見よりも、超然的な世界の教えを優先し、生きていることがわかります。

2-4. 世の中を俯瞰で眺める

狭い世界で一つの価値観にとらわれることなく、広い視野で世の中を眺めている人は、一つの局面において様々な思考が生まれるため、誰もが驚くような直感力を発揮することがあります。

脳は使えば使うほど引き出しが多くなり、そこから生み出す発想も豊かになっていきますので、世の中を俯瞰で眺めて自分の価値観を広げている人は、結果的に優れた直感力を備えることができます。

そのような感性を備えていない人にとっては、なぜそのような発想がこの場面でできるのだろうと驚かれるような思考は、日頃、様々なものに目を通していることが活かされた結果にすぎません。

2-5. ギャンブル好き

ギャンブル好きな人は、自分の直感だけを頼りに遊ぶことを好みますので、そうした感性が研ぎ澄まされていることがあります。

トランプカードの神経衰弱なども、何度も反復練習をし、感性を鍛えている人ほど成功率が上がるように、直感力も日頃から頼りにすることで鍛え上げることができますので、堅実な性格の人も、たまには自分の生活の中でギャンブルすることを楽しんでみましょう。

そうすることで、自然と直感力が身につくようになり、それ以前は堅物だった性格に余白が生まれ、ウィットの利いたユーモアなども楽しめるようになりますので、是非お試しください。

3. 直観力のない人の特徴

3-1. 優柔不断

優柔不断な性格の人は、いくつかのひらめきが脳裏に浮かんでも、すぐに決断することはないので、結果的に直感力のない人として映ります。

直感力というのは、頭に浮かんだと同時にそれを行動に移さなければ、何の意味もありませんので、直感力に溢れている人として第三者からの評価されている人は、同時に決断力も備えている可能性が高いです。

優柔不断で物事をすぐに決断できない人は、複数の視点で自分の意見を打ち消し合ってしまうので、自分に有意義なひらめきはどれかを選択することができず、直感力のない人となってしまいます。

3-2. 冒険心がない

直感力というのは、冒険心とも密接に結びついています。

決まりきったことしか行ってはいけないと萎縮しているようでは、直感力を発揮する必要もない当たり障りのない意見しか出すことができず、直感力が働く隙間を常識で埋めてしまいます。

直感を必要とするということは、第六感的な感性に訴えかける脳の使い方をする必要がありますので、ワクワクするような冒険心を備えた柔らかい頭で向き合う心構えがなければ、直感力が発揮されることはありません。

他人を説得するためには、正論から導き出すことも大切ですが、時には全責任を負う覚悟で自分の直感を信じ、リーダーシップを発揮してみましょう。

3-3. 先人を敬う

先人へのリスペクトが強すぎる人は、過去のデータにとらわれてしまうので、素晴らしい直感力によって導かれた前人未到の意見があったとしても、飲み込んでしまいます。

先人を敬うことも大切ですが、温故知新という言葉もあるように、先人から引き継いだ意見を自分の中で租借しながら、時代にマッチした新しい意見を導き出すことも、価値のあることです。

前例に縛られない意見を導き出すために有効なのが、直感力であり、自分と同じ時間軸に生きていない人たちにはワンマンと思われてしまったとしても、その直感を信じてみる価値があるならば、新しい道を切り開いてみましょう。

4. 直観力を鍛える方法

4-1. 自分の引き出しを増やす

直感力を鍛えるために必要なのは、自分の引き出しを増やすことです。

複数の価値観を自分の中に備えておくことで、どんな状況でも的確な判断をしやすくなり、予測不能な事態にもすぐに対応することができます。

直感力というのは、発想の瞬発力をも表す言葉ですので、一つの直感が外れたとしても、次々と新しいひらめきを提案していくことで、周囲の人に頼もしい印象を与えることができます。

また、様々な価値観を身に着けることで、ボキャブラリーも豊かになりますので、感性の鋭い直感力を示すことができます。

4-2. 外れても構わないことから練習する

外れてしまったとしても構わないことから、自分の直感力を頼りにすることを試してみることで、直感で物事を考える楽しさを知り、次第にその感性を伸ばしていくことができます。

人生を左右するような大きな出来事ではなく、いつもの帰り道ではないコースを通ることで新鮮な楽しみを見つけたり、パっと閃いたことをすぐに実行に移してみることで、あらゆる事に意味を持つ必要はないことを、身をもって体感することができます。

世の中はとかく正しい選択をすることを強いられがちですが、誰にも迷惑をかけない範疇で自分の直感を信じてみることで、人生を豊かにすることができます。

4-3. 自尊心を高める

自分の直感を信じられない人の特徴として、自尊心が低いことが考えられます。

逆に言えば、誰の意見も必要とせず、自分の発想に根拠なき自信を持っている人というのは、自分のことが大好きな傾向がありますので、自分の直感力を肯定するための必須条件と言えます。

自己評価の低い人が自尊心を高めるためには、自分以外の人に褒めてもらうのが一番手っ取り早いですので、自分の得意分野のことを披露できる機会を作りましょう。

そうすることで自尊心が高められ、自分の直感を頼りに行動できる人になりますので、直感を生み出しやすい脳へとシフトチェンジすることができます。

5. 直観力がある人は成功する確率が高い

直感力がある人ほど、成功する確率が高いことは、スポーツの世界からビジネスの現場まで、様々な分野のリーダー達のインタビューを読むことで、確認することができます。

過去のデータや常識から算出できるありきたりな思考だけで、他人よりも秀でることはむしろ不自然なことであり、他人よりも一歩リードするためには、前人未到の価値観を有する自分の直感に、勇気を持って賭けてみる必要があります。

新しい時代を切り拓くための第一歩は、必ずしも理路整然とした正論から導き出される必要はなく、思考よりも直感の方が先にゴールテープを切ることは、決して珍しいことではありません。

まとめ

直感力に優れている人とそうでない人の違いについて、まとめてみました。

経験則による直感力と、第六感や虫の知らせのように感じられる直感力の双方について、考察してみました。

これらを学ぶことで、他人とは違う独立独歩の道を歩める人に備わっている直感力への理解を深め、世間をあっと言わせるパイオニアになるための導きとしましょう。