合わせ鏡とは・都市伝説や不吉と言われている理由をまとめました。
- 合わせ鏡とは?
- 合わせ鏡の都市伝説
- 合わせ鏡のやり方
- 合わせ鏡が不吉と言われている理由
- 合わせ鏡は霊の通り道と言われている
- まとめ
1. 合わせ鏡とは?
合わせ鏡とは、2枚の鏡を向かい合わせにして配置した鏡のことを指します。
合わせ鏡にすることで、自分の後ろ姿も見られるようになったり、部屋を広く見せる効果をもたらしたりします。
2. 合わせ鏡の都市伝説
合わせ鏡には数々の不吉な都市伝説が囁かれています。
もともと、鏡には呪力が籠りやすいと言われ、古来より呪力を秘めた物だと言われています。
そのため、呪術的な儀式に使用されたり、家庭でも使用していない鏡には布をかけて、鏡の呪力を封じるという風習が残っています。
そして、鏡1枚でも十分な魔力をもつ鏡ですが、合わせ鏡にすると、さらに強力な呪力をもつと言われています。
合わせ鏡の中には、お互いの姿を映した永遠の世界が広がっています。
生きる者は必ず死ぬ、形あるものは必ず壊れるといった、限りのあるこの世とは違う世界が繰り広げられているのです。
合わせ鏡には、この世とは異質な世界が存在していることは間違いありません。
3. 合わせ鏡のやり方
合わせ鏡は2枚の鏡を向かい合わせに配置すれば、その不思議な空間が生まれます。
一番簡単な方法としては、自分で鏡を手に一枚持って、洗面台などの大きな鏡の前に後ろ向きに立つ方法です。
自分の背後にくる鏡は大きければ大きいほど、無限の広がる鏡の世界がのぞき込みやすくなります。
そして、都市伝説において合わせ鏡が不吉だと言われているのは、時間も深く関係してきます。
深夜0時や午前0時といった真夜中の時間帯に、この合わせ鏡をすると、その合わせた鏡の中に映る何枚目かの鏡に、自分の死んだときの顔が写り込む、幽霊が見えるなどと言われているようです。
4. 合わせ鏡が不吉と言われている理由
合わせ鏡が不吉だと言われるようになったのはなぜでしょう。
その理由に迫ります。
4-1. 合わせ鏡は呪力が強すぎる物だから
鏡とは古来から神聖な物として、または強大な呪力を込めるものとして存在してきた歴史があります。
神社の神の御霊を祀るものが鏡であったり、風水で使用されていたり、呪術の儀式に使用される物に鏡がよく使われていたことからも、いかに鏡自体が神聖なものであるのかが分かると思います。
単体でもこのように呪力をもつとして活躍し、神聖な物として扱われてきた鏡なので、これが合わせ鏡の形態をしているとなると、人々が合わせ鏡に対し、未知の脅威を感じてしまうのは想像に難くありません。
昔からこの世の世界を映し出す不思議な世界をもつ鏡が、単体でなく、合わせ鏡という、さらに不思議な空間を造り出すことで、人々に未知の脅威を抱かせてしまったのでしょう。
いつしか、合わせ鏡は不吉といった迷信が囁かれるようになりました。
特に夜になると、鏡の呪力が増すと言われ、人々に忌み嫌われています。
数々の合わせ鏡にまつわる逸話が夜に多い設定なのも、こうした背景があるからなのでしょう。
4-2. 悪魔と交信する手段に使用されるものだから
合わせ鏡が不吉だと言われているのは何も日本だけではありません。
海外においても合わせ鏡を不吉ものとし、悪魔と交信するための手段として合わせ鏡を使用してきた過去があります。
海外では、合わせ鏡を作り、聖書を持ってその合わせ鏡の空間に立つと悪魔が通り過ぎると言われています。
そして、悪魔が自分の横を通し過ぎようとしたその瞬間、パタンと聖書を閉じると、悪魔を捕まえることができると言われています。
捕まえられた悪魔はその捕まえた人に服従をするため、その悪魔の呪いの力を借りてなんでも願い事を叶えることができると言われています。
ただし、悪魔の呪いの力を借りると、自分の命を引き換えにしなかればならないという条件が負荷されます。
自分の望みをかなえてもらう代わりに、自分の命を悪魔に差し出さねばならないのです。
合わせ鏡にして悪魔を捕まえることは、自分の死を意味し、不吉だと言われています。
4-3. 自分の死に顔を見ることができると言われているから
自分の死に顔を見たいという人はいないでしょう。
しかし、その反面、自分がいつ死ぬのかということに興味を抱く人もいるのではないでしょうか。
合わせ鏡をすると、その無限に広がる空間に自分の将来を映し出すことができると言われています。
そして、自分の将来とは、自分の死んだときの様子をも含んでいます。
つまり、自分の死に顔を鏡に映し出すことができるという訳です。
合わせ鏡の何枚目にその死んだ姿が映し出されるかは諸説ありますが、一般的に13枚目の鏡だと言われています。
死に顔を映し出すというと、一般的に年老いた自分の姿が映ることとなりますが、もしも、その姿が若かったら。
合わせ鏡の13枚目には、自分に死が訪れる時期を知らせる恐ろしい物でもあるのです。
5. 合わせ鏡は霊の通り道と言われている
合わせ鏡は霊の通り道と言われています。
それもこれも、合わせ鏡が作り出す無限の世界は、霊界の通り道だと言われているからです。
つまり、幽霊に会いたければ、合わせ鏡をすれば霊界の入り口を簡単に作り出せて会うことができるという訳です。
古来より呪術に使う神聖な物として活躍してきた鏡です。
呪術においては、人や国の未来や過去を映し出す重要なアイテムとして鏡は重宝されてきました。
まさに鏡とは、この世と不思議な世界を結ぶ摩訶不思議なアイテムなのです。
この鏡が、この世と霊界との世界を結びつける物であると考えられているのも頷けます。
合わせ鏡が霊の通り道だと言われているのは、こうした霊界の入り口を作り出す物として存在しているからです。
まとめ
鏡には昔からこの世のものをそのまま映し出す不思議な物として扱われてきた歴史があるため、様々な恐ろしい逸話をもたらしています。
昔から人は自分の想像を超える未知なものに魅かれる反面、恐怖を抱き、それを祀って祟りを鎮めるといったことがよく行なわれてきました。
鏡に恐怖を抱いたのも、この世をそのまま映し出す不思議な物であるからでしょう。
なぜ、この鏡はこの世をそのまま投影させることができるのか、当時の人々にとっては計り知れないものであったと思われます。
こうした恐怖が今日まで残る数々の不吉な逸話をもたらすことになったのでしょう。
現代では、床屋や服を販売するショップに行けば、合わせ鏡になっているところも多く、何の問題もなく使用していることから、これらの逸話が噂にすぎない可能性もあります。
ですが、やはり、不思議な体験をしたという人も多いため、合わせ鏡が不吉なのかどうか、真実は分かりません。
合わせ鏡とは・都市伝説や不吉と言われている理由をまとめました。
1. 合わせ鏡とは?
合わせ鏡とは、2枚の鏡を向かい合わせにして配置した鏡のことを指します。
合わせ鏡にすることで、自分の後ろ姿も見られるようになったり、部屋を広く見せる効果をもたらしたりします。
2. 合わせ鏡の都市伝説
合わせ鏡には数々の不吉な都市伝説が囁かれています。
もともと、鏡には呪力が籠りやすいと言われ、古来より呪力を秘めた物だと言われています。
そのため、呪術的な儀式に使用されたり、家庭でも使用していない鏡には布をかけて、鏡の呪力を封じるという風習が残っています。
そして、鏡1枚でも十分な魔力をもつ鏡ですが、合わせ鏡にすると、さらに強力な呪力をもつと言われています。
合わせ鏡の中には、お互いの姿を映した永遠の世界が広がっています。
生きる者は必ず死ぬ、形あるものは必ず壊れるといった、限りのあるこの世とは違う世界が繰り広げられているのです。
合わせ鏡には、この世とは異質な世界が存在していることは間違いありません。
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