気が弱い人の特徴・原因や長所・改善方法 | SPITOPI

あなたは気が強いですか。

それとも気が弱いと自覚していますか。

生きていく上では気が強い方が何かと有利に感じることが多いですが、気が弱い人が全くいいところがないかと言えばそういうわけでもありません。

気弱だからこそ相手の気持ちに寄り添うことができる場合もあるからです。

ここでは気が弱い人を詳しく解説していきます。

どうすれば気が強く持てるのかも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

1. 気が弱い人とは?

気が弱い人というのは、見た目だけで判断はできません。

誰とでも打ち解けることができる、ぐいぐいと押しの強いタイプ、気が強そうと言われる人でも打たれ弱いことがあります。

一方で見た感じは控えめで大人しそうなのですが、芯が強くて困難に立ち向かえる人、圧力に屈しないという人もいます。

本来はこういった人のことを「気が強い」と良い意味で使う言葉だと思うのですが、ワガママで自己中心的な人のことを「あの人は気が強い人」と遠まわしに悪く言う時に使うことも多いので、意味がわかりにくくなっていることがあります。

気が弱い人というのは、打たれ弱い、自分の考えがはっきりと定まらない、人に流されやすい、自己主張すべきところでできないといった性質を持つことが多いです。

2. 気が弱い人の特徴

学校や職場で、盛り上げ上手、明るく振舞っている人の中にも実は気が弱い人というのは案外いるものです。

外見や雰囲気に誤魔化されてわかりにくいのですがよく観察していたらその人の本質は見えてくるものです。

それでは、気が弱い人にありがちな特徴をわかりやすく紹介していきましょう。

2-1.「考える」と言葉で言うわりに何も考えていない

人と話している時、複数で話し合いをしている時に自分の意見を言うべきところで言えない、でも何か言わなくてはならないという時に便利な言葉が「よく考えてみる」という言葉です。

相手の話を重く受け止めているような印象を与えますが、冷静に見てみたら、実は何も自分の考えを発信していないのです。

自分の意見を言えば時に相手と意見が食い違って衝突が起こる可能性があります。

気が弱い人はそういったことは苦手ですし避けたいです。

また自分が悪者になり責められることが怖いのです。

2-2. 発言と行動が一致しない

賢くてしっかりとした発言ができても、行動に移さない人がいます。

こういった人は気が弱いです。

発言することは簡単ですが、実際に行動に移すのは大変です。

時間や労力がかかります。

またもし行動が失敗した時はどうするかといったことも考えなければなりませんし、体力、気力とエネルギーを使います。

気が強い人は「とりあえずやってみる」精神で前向きに取り組めるのですが、気が弱い人は「もしも上手くいかなかったらどうしよう」という考えにとらわれて動けなくなるというパターンが多いのが特徴です。

2-3. 声が小さい、目線が泳ぐ、余裕がない様子である

気が弱い人のわかりやすい特徴として、声が小さく自信がなさげなこと、目線が泳ぐこと、そわそわして落ち着きがなくなることなどがあります。

自分自身に余裕がないためそうなるのですが、こういった様子は相手にも「気が弱い」とわかりやすいので付け入る隙を与えてしまったり、格下扱いされてしまう原因となってしまいます。

2-4. 一人では決断できない

気が弱い人は、決断することが非常に苦手です。

できれば周りの人に大事なことは決めてもらいたいとか、自分は誰かの陰に隠れていて目立ちたくないという思いがあります。

集団で動く場合はそれでもいいのですが、人生の中では自分で決断しなければならない場面というのが必ず訪れます。

そういった時になかなか決断できない、時間がかかるという特徴があらわれて、相手をイライラさせてしまったり、時には愛想を尽かされてしまうといったこともあり、損をしてしまうことがあります。

2-5. 人に良く思われたい気持ちが強い

気が弱い人というのは、どういった外見、内面であれ、基本的に人から良く思われたいという思いが強いです。

つまり八方美人タイプです。

相手に上手く合わせてその場を上手く取り繕うことが得意だったりします。

自己主張ができるタイプから見ますとそういった性格は信用できないと映る時もありますので、仕事や人間関係では上辺だけの付き合いになってしまいます。

3. 気が弱い人の原因　

気が弱いと、敵を作ることは少ないでしょう。

ですが人から利用されたりと損をしやすいといった面もあります。

気が弱い人はどうして気が弱いのか、その原因を見ていきましょう。

3-1. 基本的に優しい

気が弱い人というのは基本的に性質が優しいのです。

自分に対しても人に対しても優しくおだやかであることが特徴的です。

学校、職場といった社会的な場所では損をしてしまう傾向が強いですが、親しい友達、恋人との関係性においては良好な関係を築いている人も多いです。

3-2. 成功体験が乏しい為自信が持てない

気が強い人というのは、自分に自信があります。

人に自慢できるようなことがあるという意味ではなく、自分だけの世界、集中できること、好きなことがしっかりあるという意味です。

またコツコツと努力をしてきて何かを成し遂げたという成功体験を持っているので自分の決断、判断に自信があります。

一方で気が弱い人というのは、自分で何かを決めて成し遂げたという経験が少ないのです。

何となく流されるまま生きてきたという人の方が多いかもしれません。

成功体験が乏しいため、自分に自信が持てないということが気が弱い原因とも考えられます。

3-3. 初めての人、場所、事に弱い性格である

性格的に神経質、初めての人、場所、事柄に上手く対応できないということも原因の一つと考えられます。

大雑把な人、気にしない人は初めての経験でも大らかな気持ちで構えることができます。

失敗しても「初めてなのだから仕方ない」とさほど気にすることもありません。

気が弱い人は周りに気を使うタイプが多いですし、失敗することを恥ずかしいと嫌います。

そういう気持ちでいれば、どんどん行動範囲は狭くなり、世界が小さくなってしまいます。

経験が少なければ自信が生まれませんから、ますます気弱な性格になってしまいます。

4. 気が弱い人から強い人になる改善方法

気が弱い性格は生まれつきだから変わらないと思っていませんか。

そんなことはありません。

気が弱かった人が変化して気が強くなる、性格がすっかり変わってしまうこともあります。

自分を変えたいという気持ちがあり、そこに前向きな行動が加われば必ず人は変われるのです。

ではどのような方法で気が強くなれるのかを紹介します。

4-1. 気が強い人に良い影響を受ける(真似でも構わない)

人というのは、一緒にいる人、いつも見ている人から多大な影響を受けているものです。

類は友を呼ぶという言葉がありますように、一緒にいる人に似通っていく、もしくは似通っているから仲良くなるのです。

つまり気弱な人は、気が強くこういう人になりたいと憧れる人の側にいることが一番いい方法です。

気が弱い人が気が強いしっかりした人といきなり仲良くなることは難しいかもしれません。

ですから最初は真似でも構わないのです。

憧れている人の行動パターン、思考などを自分も取り入れていくのです。

何かくじけそうなことがあったら、憧れているあの人はどう対応するだろうかと思考してみてください。

きっと笑って気にも留めないだろうと思ったのであれば、自分もそのようにすればいいのです。

思考の癖を弱気から強気に変えていくトレーニングをしていくのです。

4-2. 何か一つでも自信の持てることを突き詰める

勉強、仕事、スポーツ、趣味など、何か一つでもいいので夢中になれること、これだけは誰にも負けないくらい自分は好きだと思えるものをとことん突き詰めましょう。

それは大きな自信となるのです。

自信というのはオーラとなりその人の雰囲気を変えていきます。

例えば自分は勉強は全くできないけれど、あるスポーツだけは得意で誰にも負けないという思いがあれば、その人はそれを支えに強くなれることでしょう。

自分の心の支えになるような何かを持ちましょう。

4-3. 人と比較をしない、マイペースに生きる覚悟を持つこと

気が弱い人というのは、周りから浮いたり、悪く思われることを恐れる傾向が強いです。

人と同じようなことをしていたら安心という気持ちがあります。

人と比較をすることをやめましょう。

人と違っていてもいい、何と思われても構わない、マイペースに自分が心地よく生きられればいいと、そういった覚悟を持てば自然と気が強くなっていくものです。

もちろん、人に迷惑をかけたり、悪い行いはダメです。

5. 気が弱い人にも長所がある

気が弱いと損をすることが多いのですが、気が弱い人には長所も沢山あるのです。

気が弱い人の長所を紹介します。

5-1. 優しい

気が弱い人は、良くも悪くも優しいです。

ここぞという時に強く出ることができず損をしてしまうことも多いですが、プライベートでの人間関係で問題が起こることは少ないでしょう。

言い争い、喧嘩といったことはめったにないのではないでしょうか。

穏やかで良い人間関係を築いていけます。

5-2. 相手の気持ちがわかる、弱い人の気持ちに寄り添える

自分自身が気弱なため、気弱な人の気持ちが理解できる、相手の気持ちに寄り添うことができます。

自信がある人、気が強い人はそういったところに気配りができないところもあります。

きめ細やかな心配りができるのは気が弱い人の長所といえるでしょう。

5-3. 人に好かれやすい、相手に落ち着きと癒しを与えることができる

気が弱い人は、相手に威圧感を与えることがありません。

よって人に好かれやすい、話しかけられやすいですし、相手に落ち着きと癒しを与えることができます。

5-4. 慎重なので大きなトラブルに巻き込まれることは少ない

気が弱い人は、決断力がないので、勢いで何か行動を起こしてしまうことは少ないです。

慎重派なので、大きなトラブルに巻き込まれることは少ないのが長所です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

気が弱い人の特徴、改善方法などお伝えしました。

気が強い、弱い、これはどちらが正しい、悪いというものではなく考え方、性格的なものですから自分が弱すぎると思えば少し強い方へコントロールしてバランスをとることが望ましいといえるでしょう。