腹黒い人の特徴・心理や付き合いや見分け方 | SPITOPI

腹黒い人というのは、「表面的な言動・態度」と「本音の考え・本当の性格」が大きくズレている人のことです。

腹黒い人は、一見して「良い人」に見えるけれど、本心に悪意や身勝手さを持っている人です。

この記事では、「腹黒い人に共通する特徴・腹黒い人の見分け方・付き合い方」について分かりやすく説明していきます。

1. 腹黒い人とは?

「腹黒い人」というのは、自分の利益を得たり相手を利用したりするために「自分の本性・本当の性格」を隠している人のことです。

第一印象が非常に爽やかで人当たりが良く、とても優しくて接しやすい印象に見えるのに、深く付き合っていくと少しずつ「利己的な性格・わがままな言動」が目立ってきます。

腹黒い人は「自分にとってメリットのある人」には非常に愛想が良くて、笑顔でご機嫌取りまでするのですが、「自分にとって何のメリットもない人・魅力を感じず何の興味関心も持てない人」には異常なまでに冷淡で無視したり否定したりします。

極端に要領・都合が良くて、人や状況によって態度を変える人も腹黒い人になります。

2. 腹黒い人に共通する特徴

腹黒い人に共通する特徴をご紹介します。

2-1. 他人から「良い人・優しい人」と思われたがっている

腹黒い人が、「自分の本心の欲望」を満たすために取る代表的な戦略が、周囲の人たちから「良い人・優しい人」と思われることで、みんなから良くしてもらうという戦略です。

腹黒い人は、第一印象が爽やかで明るく人当たりが良いという特徴があります。

上司・先輩などから何か頼まれごとをすれば、「はい、分かりました」と笑顔ですぐに頼まれた用事を気持ちよくこなしてくれたりもします。

愛想が良くて親切な人の中には単純に、性格が良くて優しいだけの人(本当に良い人)も多いのですが、「(自分にも優しくしてもらおうという)計算高さ」があって常に人に「良い人・優しい」と見られるように意図的に親切にしている腹黒い人もいるのです。

2-2. 自分の「本当の性格・本音の欲望」を表には出さない

腹黒い人はよほど深く親密に付き合わない限りは、その人の「本当の性格・本年の欲望」を知ることはできません。

腹黒い人は「他人から自分がどう見られるか・悪い人(欲深くてわがままな人)と見られないだろうか」ということを常に計算していますから、普段の表情・態度・言動から「本当の性格」を予測することはとても難しいのです。

一般的な人には「良い部分・長所」と「悪い部分・短所」の両方があるのが普通ですが、腹黒い人は意識して「悪い部分・短所」を絶対に人に見せないようにしています。

そのため、腹黒い人は本当はわがままで欲深い性格であっても、ほとんどの人(深く関わっていない人)はその本心を知ることはまずできないのです。

2-3. 人・状況によってあからさまに態度を変える

腹黒い人は「自分のメリットになる人」や「自分の利益につながる状況」に対しては、愛想が良くてとても親切なのです。

腹黒い人は、誰に優しくすれば得になるかという「損得勘定」で動く傾向が強く、「自分にとって役に立つ人」と「自分にとってどうでもいい人」を綺麗に区別していることが多いのです。

この人に好かれていれば「さまざまな利益・優遇」が得られるという人に対しては、露骨なまでに媚びたりお世辞を言ったりすることもあります。

みんなと仲良くしておくべき場であれば、八方美人になって誰にでも優しくすることもあります。

「相手・状況」によって、あからさまに態度を変えるのが腹黒い人の特徴です。

2-4. 「人の幸せな状況」を嫌ったり否定したりする

腹黒い人は、自分の幸福と利益を最優先にして生きています。

ですから、「自分よりも幸せそうなオーラを出している人」や「自分よりも人生が楽しそうな雰囲気のある人」を基本的には嫌います。

本音の性格の部分において、「他者との競争心(負けず嫌い)」や「人に対する嫉妬心」がかなり強いのも腹黒い人の特徴になっています。

「人の幸せな状況」をあからさまに嫌ったり無視したりします。

間違っても、どうでもいい人の幸福を祝福することはありません。

あるいは、「そんなの別に大したことないよ」と、「人の幸せ・頑張り」を軽視して否定したりするところがあるのです。

親しい人には、「人の不幸は蜜の味」という嫌な性格の一面を見せることもあります。

2-5. 親しい人には「嘘」をついて振り回す

腹黒い人は平気で人のことを利用したり、人の心を巧みにコントロールしたりすることが多いのです。

表面的には愛想が良くて魅力的なことが多いので、「腹黒い異性の嘘」には大半の人がコロッと騙されてしまいやすいのです。

少し親しい関係になると、腹黒い人は「嘘」をついて相手の心と行動を思い通りにコントロールしようとし始めます。

特に男性は「腹黒い女性の本当の性格・目的」を見抜くのが苦手なので、ちょっと美人な女性(可愛い女性)からおだてられて親切にされると、「その女性はとても性格の良い人」と思い込んで利用されやすい(何でも言うことを聞きやすい)のです。

3. 腹黒い人の見分け方

腹黒い人の見分け方について説明します。

3-1. 知り合いの数は多いが「親友」と呼べるほどの相手はいない

腹黒い人は「本当の自分の性格」や「本当の自分の目的(欲深さ)」を知られてしまうと、人から距離を置かれてしまうことが多いのです。

表面的には非常に愛想が良くて優しい感じなので、ちょっとした知り合いの数は物凄く多いのですが、「親友」と呼べるほどの深くて長い付き合いのある友達はいないことが多いのです。

また、自分にとってメリットのある相手(自分をちやほやして盛り上げてくれる相手)とばかり関わろうとするので、「異性の友人知人」ばかりが多くて「同性の友人知人」が少ないというのも、腹黒い人を見分ける基準の一つになるでしょう。

3-2. 人や状況によって態度が変わる

腹黒い人は、「自分にとってメリットのある人」と「自分にとってメリットのない人」を分けています。

社長・上司・先輩・恋人候補のような「自分にとってメリットの大きな相手」に対しては露骨なまでに媚びて、ご機嫌取りをしたりします。

しかし、「自分にとってメリットのない相手」や「自分の興味関心がそそられない魅力的ではない相手」に対しては、いつもの愛想の良さや明るさが嘘のように、無表情になって冷淡な対応をすることもあります。

「人や状況によって態度が変わるかどうか」を観察して、腹黒い人を見分けてください。

3-3. 完璧な良い人を演じていて愛想も良すぎる

腹黒い人は「自分の利益・メリット」を効率的に得るために、自分に優遇・恩恵を与えてくれそうな相手に対しては、「完璧な良い人」を演じようとする傾向があります。

いつもニコニコと明るい笑顔を出していて、出しゃばらず謙虚であり、どんな頼みごとにも気持ちよく対応してくれる。

そんな完璧な人間はめったにいないものですが、腹黒い人は「極端に謙虚で愛想が良すぎる(表面的な印象が良すぎる)」ことが多いのです。

「欠点のない良い人」を演じているような「わざとらしさ」があるかどうかも、腹黒い人を見分ける基準になります。

4. 腹黒い人との付き合い方

腹黒い人との付き合い方についてご紹介します。

4-1. 相手の腹黒さ(ずるさ)を率直に指摘する

腹黒い人は、人によって態度や扱い方を露骨に変えるので、「メリットのない相手・気に入らない相手」に対しては、間接的な嫌がらせをしたり意地悪な言動をしたりすることもあります。

そういった陰日向のある「二面性の腹黒さ・ずるさ」が見えた場合には、それを黙って受け容れずに、「いつもは優しい振りをしているくせに、本当はこんなに意地悪なこともする人だったんですね」と率直に指摘したほうがいいでしょう。

腹黒い人はみんなに「良い人」と思われたがっているので、大勢のいる前で直接指摘されると慌てて謝罪や訂正をしてくる可能性が高いのです。

4-2. 腹黒い相手とは適度な距離を置く

腹黒い人は、「利用しやすいお人好しの相手」や「自分の言うことを聞く弱気な相手」はとことん利用しようとして、対人関係の距離を詰めてくることがあります。

あまりに親しい関係になってしまうと、「相手の要求・お願い事」を断りにくい上下関係に取り込まれる恐れがあります。

自分を「格下」に見て利用しようとする腹黒い相手に対しては、常に「一定の距離感」を保つようにして、必要以上に関わらないようにしましょう。

4-3. 腹黒い人にコントロールされないように自分の意思を強く持つ

腹黒い人は、いつも「自分の思い通りにコントロールできる都合の良い相手」を探しています。

「魅力的な見かけの容姿・言動」を使って相手の心や行動をコントロールすることもあれば、「おいしい話・楽しそうな誘い」によって相手を上手くコントロールすることもあります。

腹黒い人と深く関わると、最終的に「自分」だけが利用されて損をすることになりますから、「腹黒い人の誘惑・魅力・おいしい話」に対して、きっぱり断るだけの強い意思を持つようにしてください。

5. 自分自身が腹黒いと思われる原因

他人ではなく「自分自身」が人から腹黒いと思われてしまうこともあります。

自分が腹黒いと思われる最大の原因は、「人によってあからさまに態度・言動を変えること」や「いつも過剰なまでの良い人を演出していること」にあります。

自分が意識していなくても、自分にメリットのある上司や先輩、魅力的な異性にだけ媚びるような態度を取っていることもあります。

あまりに要領が良くて「自分のやりたいこと」だけをして「やりたくないこと」は一切しないような人も、腹黒いズルい人と思われやすくなります。

損得勘定抜きで誰に対しても公平に接し、みんなのために嫌な仕事でも率先して動けば腹黒い人とは思われにくいでしょう。

まとめ

「腹黒い人」というのは、自分の利益・地位を確保したり、相手を上手く利用したりするために「自分の本当の性格・自分の本音の目的(欲望)」を隠している人のことです。

第一印象が非常に良くて愛想も良いので、差し障りのない範囲で軽く付き合えば「魅力的な人」なのですが、付き合いが深くなるにつれて「利己的な性格・わがままな要求・押し付けがましい言動」などが増えてきます。

要領が良くて都合が良いというのも腹黒い人の特徴であり、腹黒い人は「自分のメリットになる相手」に対しては愛想良く対応してお世辞までいいますが、何のメリットもない相手に対しては冷淡で無関心です。

腹黒い人は、社会を生き抜く「世渡りのスキル」に優れていますが、自分が不当に利用されないためには付き合い方に工夫も必要です。

「腹黒い人」について知りたい時には、この記事を参考にしてみてください。