闇が深い人の特徴・性格や行動、注意点 | SPITOPI

闇が深いと称されてしまう人には、どのような傾向や特徴があるのか、いくつかの事例を挙げながら検証します。

1. 闇が深い人とは?

闇が深いと言われてしまう人は、接した人に恐怖を与えるような黒い部分を感じさせることで共通していますが、その原因は実に様々です。

自分の性格によって闇を自己生成してしまう人もいますし、親や友人といった外的要因によって、どす黒い闇が形成されてしまうこともあります。

いずれにしてもほとんどの場合、無自覚のうちに深層心理で闇を抱えてしまうため、プロのカウンセリングを受けるなど、自分の力だけではなかなかそこから抜け出せないことも多いです。

また、本人が闇が深いことを認めない場合、闇を晴らすことは絶望的になります。

2. 闇が深い人に共通する特徴

2-1. ストレスを発散するのが下手

ストレスを発散するのが下手な人は、些細なストレスであっても自分の心の中にどんどん蓄積してしまい、結果的に大きな闇として抱えてしまう結果を生みがちです。

例えば過干渉の親に育てられた人が全て、闇を抱えているわけではないように、同じような不運に見舞われても闇を抱える人とそうでない人がいるのは、ストレス耐性が関わっていることは間違いありません。

レジャーやスポーツなどで、ストレスを上手に発散することができれば、闇を晴らすことに繋がりますので、できることならその日のうちに、闇の餌となるストレスを発散することが好ましいです。

2-2. 他人を信用していない

心に深い闇を抱えている人は、他人を信用できなくなってしまいがちです。

他人を信用することで裏切りという現象が発生するため、あらかじめ他人を信用しなければ裏切りも起こらないという方法論が、自分の中に出来上がっている傾向があるため、闇が深い人は、どんなに優しく接しても信用してくれることはありません。

周囲の人も、あまりに冷たくあしらわれるため、次第に孤立化していき、負のスパイラルに入ってしまうことも珍しくなりません。

2-3. 自分自身で壁を作る

闇が深い人は、自分自身で壁を作ってしまう傾向があります。

特に闇を持っている自覚がある人は、自分のことを社会不適合者として理解しているため、自分と交流することで相手を不快にしてしまうという先入観が先に立ってしまい、自分のことを知ってもらおうと努力することもありません。

自分のことを話さないので、他人から関心を持たれることもなく、何を考えているのかわからない人として、周囲の人から認知されがちですが、自己評価の低さがそのような状況を招いていると言えます。

2-4. 極論で考えがち

闇が深いと感じさせる人は、何事においても極論で考えがちです。

例えば旅行に行くことを考える際、万が一の最悪の事態のことまで心配し、重たい防犯グッズまでリュックに詰め込むような性格の人は、心のどこかに闇を抱えていると連想させます。

つまり闇が深いということは、他人には見せないトラウマのような傷跡を匂わせる人のことであり、その腫れ物のような印象が、周囲の人に付き合いにくさを感じさせてしまいます。

ポジティブな方向に極論する場合でも、身勝手な期待で皮算用する場合もあるので、やはり闇の深さを感じずにはいられません。

2-5. 自分を特別視している

闇が深いと感じさせる人は、自分を特別視していることに気づいていないケースが多いです。

誰もが他人を不快にさせないように、明るい気持ちで向き合うべき社会において、他人に闇が深いと感じさせてしまうエゴを見せられる人は、自分はこんなに辛い経験をしている弱者なのだから、もっと労ってくれなどと、他人が戸惑うことよりも自分を守ることを優先しがちです。

なぜそのようなことができるのかといえば、ネガティブな意味においても自分を特別視していることが根底にあり、そのことの見解の相違で、身近な人すらも呆れさせてしまうことがあります。

3. 闇が深い人に多い原因

3-1. 親の悪影響

闇の深さを感じさせる人によく見られがちなのが、親の悪影響により心を閉ざしてしまったケースです。

幼少期の体験がその後の性格を大きく左右することは周知の事実ですが、非常識な親の過干渉や過保護や虐待によって、一般社会では通用しない価値観や美意識を身につけてしまった結果、気づいた時には社会不適合者としての性格が立派に形成されているケースが多々あります。

このようなケースで心に深い闇を抱えてしまった人は、その原因をきちんとを自覚するための退行催眠など、プロの手を借りることで自分の人生を取り戻すことができますので、親の呪縛から解き放たれましょう。

3-2. 絶望的な事件に遭遇

絶望的な事件に遭遇した人は、心に何一つの傷もつけないということは、むしろ不自然なことです。

ショッキングな出来事が脳裏に深く刻まれてしまえば、そのことがトラウマとなって、正常な社会生活を送れなくなってしまうことがあります。

自分は何も悪いことはしていないのに、例えば目の前で自分の親が交通事故で亡くなったり、自分の愛する人が別の異性とホテルから出てくるところを見てしまうなど、心に闇を抱えてしまっても仕方がない不運に苦しみながら、周囲からは暗い人という評価を受けつつ、生活している人はたくさんいます。

3-3. 人間関係に恵まれない

人間関係に恵まれない人は、他人と心を通わせることを諦めてしまい、深い闇を抱えることになります。

自分がどんなに正しくあろうとしても、意地悪な人たちに徒党を組まれて正義をねじ曲げられてしまえば、そうした人々に心を開こうという人はいないでしょう。

いじめ問題なども、そんな昔のことをいつまで根に持っているんだと嘲笑う人がいますが、20年前の交通事故の古傷が痛むことがあるのと同じように、昔のことを思い出すために胸を痛めるのであれば、その経験はその人にとって過去のことではなく、闇が晴れないままなのは自然なことです。

3-4. 過去に執着

心の闇がなかなか晴れない人に共通している特徴として、過去に執着しがちな一面があります。

まいっかとなんでもその場で切り捨てて、新しい視点に更新できる人は、闇をまとめてゴミ箱に捨てるかのようにリフレッシュすることができるので、重苦しい気持ちが停滞することがありません。

基本的に真面目な人ほどきちんと反省をするので、それがネガティブな方向に向かってしまうと、その真面目さが仇となってしまう場合がありますので、注意が必要です。

4. 闇が深い人がしがちな行動や言動

4-1. 変なタイミングでキレる

闇が深い人は、変なタイミングでキレる傾向があります。

変なタイミングというのは周りの人の体感であり、切れた本人にとってはきちんと理由があるのですが、そのことを共有できる人はほとんどいないのが特徴です。

そのような温度差のある行動が発端になって、自分たちには理解できないストレスを腹に抱えていたのだろうとみなされ、心に闇を抱えている人というレッテルを貼られてしまいます。

そのような結果を生んでしまう背景には、物事に過敏に反応してしまう繊細な性格の持ち主であることが関連しています。

4-2. 二面性がある

闇が深いと感じさせる人は、驚くような二面性を持っている傾向があります。

そうした二面性を目の当たりにした人は、どちらの顔を信じていいのかわからなくなり、そのあまりの多重人格ぶりを恐怖に感じ、一線を引くことになります。

闇というのは目には見えない暗部を示す言葉ですので、しばらくの間は親しい関係を続けてきた人でも、不透明な部分が見えた途端、相手を不安にさせてしまい、これまでの関係性が変わってしまいます。

人によって態度を変えるということは、誰しも多少はそのような要素を持っているものですが、それがあまりに極端な人は、深い闇を感じさせます。

4-3. 虚言癖がある

自分が常に話の中心になりたい人や、注目を浴びたい人によく見られる傾向として、虚言癖が挙げられますが、そのような人も闇が深いと感じさせます。

またその嘘の内容が自分を大きく見せようとするためのものである場合はなおさら、実際はどんな黒い部分があるのだと想像させ、相手を警戒させてしまいます。

そこから読み取れるのは自信のなさと虚栄心であり、自分を偽らなければならない闇があるのだろうと、結論付けることになります。

4-4. 自分を守るために他人を傷つける

闇が深い人ほど、自分を守るために他人を傷つける傾向があります。

例えば、恋愛や実家の話など、親しい間柄であれば自然と会話に出るようなプライベートなことを質問されると、お前はどうなんだと急に声を荒げて詰め寄るなど、給湯器のように一気に頭を沸騰させ、自分への質問を回避します。

そのような状況に至っては、ジョークで交わしたり優しく相手に返答するという余裕がなく、その異様さから変な空気が漂い、あの人は何らかの闇を抱えていると、陰口を言われてしまう展開となります。

5. 闇が深い人と付き合う時の注意点

闇が深い人と付き合う時の注意点は、その人のトラウマを刺激しない距離感を、正しく把握することが最も大切です。

相手が自分からは絶対に話題にしないことは何なのかを見抜いていくことで、あらかじめその話題を避けることは出来ますし、例えば親の話題に闇を抱えている人でも、自分が好きな趣味の会話を楽しむ分には、闇を抱えていない一般の人と何ら変わらない有意義な時間を過ごすことができますので、闇に触れる分野を繊細に掴み取ることで、相手の闇を感じることなく付き合うことができます。

まとめ

闇が深い人の特徴と傾向について、まとめてみました。

きちんと向き合うことで治せる闇もありますが、簡単には晴らすことができない深い闇もありますので、その渦中にいる当人も、好きでそのような闇を抱えてしまっているわけではないことを念頭に置きつつ、そうした人を排除することのない寛容な社会を目指しましょう。