語彙力とは？語彙力のある人やない人の特徴 | SPITOPI

語彙力のある人になる方法!語彙力のある人とない人の特徴とは

1. 語彙力とは?

語彙力とは、持っているボキャブラリーを話の中でどのくらい活用しているかの度合いを言います。

語彙力がある人というのは、持っているボキャブラリーが豊富で、様々な表現方法をして会話に彩を添えることができる人、語彙力がない人とはボキャブラリーの数が少なく、いつも同じような表現方法しかできない人です。

語彙力がある人と話すと、会話がテンポよく弾むので、会話が膨らみます。

語彙力を持っている人は、人とコミュニケーションを図るのに長け、面白い会話ができます。

語彙力があって困ることはありません。

語彙力のある人の特徴とない人の特徴を見てみましょう。

2. 語彙力がある人の特徴

語彙力がある人は話をすると魅力的に映ります。

そんあ会話で魅力を振りまける語彙力のある人とは、どんな特徴を持っているのでしょう。

2-1. 読書好き

読書好きな人は語彙力が長けています。

読書をすると、様々な単語にふれる機会があるだけでなく、いろんな作家の表現方法を修得できるので、会話の中で活かされやすいのです。

読書をすると、その本に出てくる登場人物の微妙な心の機微が、手に取るように分かりやすく表現されています。

そして、ちょっとした心の変化を見事に文章で相手に伝わるように表現されています。

読めば、スッと頭に映像が浮かんでくるかのような表現がたくさん本の中には詰まっています。

読書をすると、読んだ分だけ、そういった語彙や表現方法に触れる機会が多くなり、自然に自分の語彙力をアップさせることができます。

読書好きには語彙力が高い人が多いというのも頷けます。

2-2. 会話をすると面白い人

会話をして「一緒に話すと面白いなぁ」という人は大抵、語彙力を持っています。

もちろん、語彙力がある人全員が面白い話ばかりをする訳ではありませんが、面白い話をするには語彙力がものをいうのは確かです。

語彙力がないと、「楽しい」「悲しい」といったシンプルな表現しかできず、こうしたシンプルな表現で会話を弾ませるのはとても困難なことです。

語彙力があると、会話の表現が多岐にわたり、様々な面白い表現方法を展開することができるので、相手の気持ちが捕まえやすくなります。

会話が弾み、会話のキャッチボールがスムーズにいくことができます。

2-3. 話をすると、知性を感じることができる

語彙力のある人と話すと知性を感じることができます。

単に話をするだけでは、学歴や学生時代の成績などを聞かない限り、その人がどの程度の知性をもつ人なのか推測することはできませんが、語彙力があると、とても頭の良い人という印象を与えることができます。

語彙力とは、これまで学んできたボキャブラリーを修得してできたものなので、語彙力が高いということはその人の知性が高いことを現します。

よって、会話をして自分の知らない単語を自由自在に操っていたり、難しいことも上手に表現する人がいると、その人に知性を感じます。

会話をして「この人、頭が良さそうだな」と思ったら、語彙力が豊富な人である可能性が高いです。

2-4. 学歴が高い人

一般的に大学を卒業している人は、受験勉強で文章に触れる機会があったため、語彙力が高い傾向にあります。

中学で卒業しているような人はみんながみんなではありませんが、比較的語彙力が少ない傾向にあります。

語彙力が多いということは、それだけ知的好奇心を持っている証でもあります。

知的好奇心がなければ、知らない言葉を吸収する機会はないでしょう。

学歴で判断するのも一概に良いとは言えませんが、高学歴であるほど、勉強熱心で様々な言葉を知っている傾向にあるのは紛れもない事実です。

3. 語彙力ない人の特徴

語彙力がないなと感じる人はどんな特徴をもつ人なのでしょう。

語彙力がない人の特徴についてみていきます。

3-1. 知らない言葉を調べようとしない

知らない単語を調べようとしない人はいつまでたっても語彙力が増えません。

せっかく文章を読んでいるのにもったいないことです。

知らない単語がでてきたら、どんな意味なのか気になって調べるようになると、いつの間にか語彙力も増えていきます。

知らない単語を増やすことは自分の語彙力を高めることに繋がるからです。

知らない単語を調べて、どんな意味なのかが分かると、全体で表す文章のニュアンスが分かり、読書が楽しくなります。

その知らない単語を使っての表現方法を同時に学ぶこともできます。

知らない単語が出てきたらそのままにせず、調べてみましょう。

3-2. 相手に誤解を与えるような会話をする

語彙力が少ないと、懸念されるのは相手に誤解を与える表現をしていないかということです。

語彙力が豊富だと、上手に相手の立場になりながら、傷つけずに話せることも、語彙力がないと、ストレートな表現しかできず、相手から怒りをかうことがあります。

例えば、相手が場にふさわしくない服装をしてきて浮いているとき、「その服、この場に合っていない。

着ない方がいい」などとストレートに話をしてしまうと、相手の心を傷つけ、怒りをかってしまう恐れがあります。

しかし、語彙力が豊富だと「この服も素敵だけど、その服より、もっと控えめな服の方があなたに似合いそう」などと傷をつけない表現で的確にアドバイスをすることができます。

3-3. 人とコミュニケーションを図る機会が少ない

人とコミュニケーションを図る機会が少ないと、どうしても語彙力が増えなかったり、あるいは言葉自体を忘れ、語彙力がなくなる恐れがあります。

人とコミュニケーションをとる手段は、実際の会話でもSNSでもどちらでも構いません。

生の人間との会話のやりとりは、相手を傷つけないように配慮しながら話したりするので、自然とどんな言い回しで伝えたらよいのか頭が働いているものです。

コミュニケーションは相手との会話の歩調を合わせて進むものなので、どうやったら自分の感情を分かりやすく伝えることができるのかを論理的に考えて、それに合わせた言葉を使おうと頭をひねることができます。

人とコミュニケーションをとらない人はこういった機械に恵まれないので、自分が語彙力がないことすら、気付いていない場合も多いです。

4. 語彙力を鍛える方法

語彙力を鍛えるにはどうしたらよいのでしょう。

効率よく語彙力を高める方法を挙げてみます。

4-1. 積極的に人とコミュニケーションを図る

自分に語彙力がないなと感じたら、積極的に人とコミュニケーションをとってみましょう。

SNSや会話、どれでも構いません。

生の人間とのやりとりを通じて、語彙力を高めましょう。

全く語彙力が少ない中、会話をすると、話に詰まってしまって、話が中断してしまうこともあるでしょう。

ですが、そんなときこそ、学び時です。

今、自分はどんな表現方法ができないのかが明確に分かり、次に同じことを表現するにはどういった言葉を駆使すればよいのかを学び取ることができます。

まずは実践が大事です。

実践すると、最初は言葉に詰まることが多いかもしれませんが、徐々に言葉を学び取ることで語彙力が高まり、スムーズに会話を楽しむことができます。

4-2. 文字に触れる機会が多い

読書だけに限らず、新聞を読んだり、インターネットなどで文字に触れる機会が多い人は、自然と語彙力を高めることができます。

文字は会話と違って、会話とともに流れてしまうものではなく、目の前にドンと提示されるものなので、すぐに辞書でどんな意味なのかを探ることができます。

どんな漢字を使う言葉なのか、また意味は何か、どんな言い回しをすると気に使う言葉なのかを一気に学ぶことができます。

語彙力を増やしたい人には、文字に触れる機会を作ることをお勧めします。

こういった作業を繰り返していくと、いつの間にか他の人以上に語彙力を身に着けることができるかもしれません。

4-3. 国語の辞書を読んでみる

国語の辞書を読んでみるのも効果的です。

国語の辞書を読むというと、面倒な作業に思うかもしれませんが、案外、様々な知らない単語が載っていて、見ていて楽しいかもしれません。

国語の辞書には意味だけでなく、しっかりと例文などが載っているものがあるので、こちらの辞書を読むようにしましょう。

辞書を読んでもすぐに活用できないかもしれませんが、繰り返し活用することで、「今のようなシチュエーションのときに使う言葉かな」と分かるようになってきます。

国語の辞書で知らない単語を調べることは、分からない言葉を一気に吸収することができるので、語彙力を高めるためのお手軽なツールです。

5. 語彙力がない人のデメリット

語彙力がない人のデメリットとして、会話のやりとりがうまくいかず、相手と意思疎通できないことが挙げられます。

友人関係を作るのも、恋人関係に陥るのも、全てはコミュニケーションがあってこそです。

会話が成り立たないような人とは、気持ちを共有することができないため、お互いの仲を深めることができません。

語彙力が少ないということは言葉を知らないということです。

相手が話していることをしっかりと理解できず、ちぐはぐな返答をしてしまうことが多くなります。

これでは、会話をしている相手も「この人と話をすると疲れるな」などと感じ、離れてしまうことでしょう。

また、語彙力がないと、その言葉の少なさゆえ、ストレートな表現しかできず、相手に不快を与えるような表現したできない可能性もあります。

人との輪を広め、仲を深めたいのなら、語彙力を高めることは大切です。

まとめ

語彙力がある人もない人も一生、語彙力を鍛えることは永遠のテーマとなります。

なぜならば、どんなに語彙力があって会話が楽しい人でも、人とのコミュニケーションを断ってしまうと、語彙力が低下し、話がつまらなくなることが大いにあるからです。

語彙力は、日頃の会話の積み重ねや文字に触れる機会を設けることで、維持することができます。

どんなに語彙力が身についたと思っても、活用しないと忘れてしまうので、日頃から人とコミュニケーションを積極的に図るようにしましょう。