精神年齢が高い人や低い人の特徴 | SPITOPI

精神年齢が高い人はどんな人?低い人はどんな人?その特徴とは

1. 精神年齢とは?

精神年齢とは、実際の肉体的な年齢のことではなく、精神的にどのくらい成熟しているかを表す言葉となっています。

精神年齢が低い人とは幼稚な人のことを指し、精神年齢が高い人とは成熟した大人の考え方を持っている人を指します。

2. 精神年齢が低い人の特徴

精神年齢が低い、どうしようもない人はあなたの周りにもいるのではないでしょうか。

いくつか特徴を挙げてみます。

2-1. 我慢ができない

我慢ができない人は精神年齢が低い人です。

子供の発達を見ても分かる通り、生まれたばかりの赤ん坊は自分のことしか考えておらず、本能のままに生きています。

それが、だんだん成長するにつれ、我慢をすることを覚え、自分の本能を抑えられるようになります。

つまり、我慢ができる人というのは、精神年齢が高い人だけが成しえることです。

精神年齢が低く、子供じみた人には到底、我慢などできるはずがありません。

我慢をして、自分の本能を抑え、感情をコントロールすることは、精神年齢が高い人だからこそできることです。

2-2. 相手の立場を考えない

相手の立場を考えて話ができない人は精神年齢が低い人だと言えます。

例えば、隣のおばさんに、以前、お菓子をもらったことがあったので、そのお礼を言うような場合、おばさんしかその場にいないなら、お礼を言ってもよいでしょう。

しかし、その場に他の近所の人もいるような場合、こういった状況を考えずにお礼を言ってしまうような人は精神年齢が低い人です。

隣のおばさんは、もしかしたら、あなたにだけ特別にお菓子をあげているかもしれないからです。

もし、あなたにしかお菓子をあげていなかったら、他の近所の人にお菓子をあげていないおばさんは、お菓子を貰っていない人からしたら、自分にお菓子をくれない感じの悪い人というように悪い立場の人に位置づけられてしまうかもしれません。

相手の立場を考えて話ができない人は精神年齢が低い人です。

2-3. 自分をよく見せようとする人

自分をよく見せようと頑張っている人は精神年齢が低い可能性があります。

自分をよく見せようとすることはオシャレをする人のことを言っているのではありません。

例えば、自分の武勇伝のようなものを持っており、いつもその話をする人や、自慢話をして自分は相手よりも社会的地位が上であることを認めさせたい人のことを言います。

人は誰でも格好悪い面を持っていますが、こういった人はその格好悪い部分を見せることに抵抗を感じます、よって、態度をわざと大きくしたりして、過剰に自分を防衛して、作りあげた格好良い自分だけを見せようとします。

しかし、成熟した大人とは、自分の非も受け入れてこそです。

素の自分を受け入れられず、周りに自分をよく見せようとする人は、精神年齢が低い人に多いです。

2-4. 気が短くてすぐに感情をむき出しにする

気が短くて、すぐに感情をむき出しにする人は精神年齢が低い人です。

感情の起伏の激しい人が周りにいると疲れます。

精神年齢の低い人はそこに気づいているかどうかは分かりませんが、周りの状況を考えずに、感情をむき出しにしてすぐに怒ったりします。

例えば、ムードのある展望台で恋人同士ロマンチックに眺めているのに、その脇で取り乱して何かに激怒している人がいたら、そのロマンチックな雰囲気を台無しにしてしまいます。

精神年齢が低い人は周りの迷惑を気にせずに、自分の感情をそのまま出すので、場の空気を悪くします。

3. 精神年齢の高い人の特徴

精神年齢が高い人とはどんな人のことを指すのでしょう。

精神年齢が低いなと感じる人は多いかもしれませんが、高い人はなかなか周りにはいないかもしれません。

3-1. 我慢ができる人

我慢ができる人は精神年齢が高い人といえます。

我慢といっても、全てにおいて我慢をすることを言っているのではありません。

相手のことを優先して、自分のことを後回しにして我慢をすることを指します。

例えば、イスが一つしか空いてないとき、我先に座ろうとする人は精神年齢が低い人です。

自分も本当はイスに座りたいのに、一つしかないから、相手も座りたいだろうから譲ってあげるということができる人が、精神年齢が高い人であると言えます。

自分の欲望を抑え、我慢をして相手に譲ることができる人は成熟した大人と言えます。

3-2. 他人への優しさに見返りを求めない

無償で他の人に優しさを提供できる人は精神年齢が高い人です。

精神年齢が低い人に優しくしてもらうと見返りを求められる可能性が高いですが、精神年齢が高い人の場合は見返りを求めず、心の底から相手に対して優しさを提供しています。

こういった人は、自分が周りに優しくすることによって自分の株を挙げようとする人はいないので、人知れず、良いことをしていたりします。

精神年齢が高い人の優しさには、優しくすることで自分のイメージを良くしようという企みなどはないので、素直に喜んでよいでしょう。

3-3. 聞き上手な人

聞き上手な人は相手の立場をたて、自分の本能を理性によって抑えつけることができる、精神年齢が高い人だと言えます。

聞き上手な人は、会話で相手に主導権を与え、相手が気持ちよく話せるように気を付けるので、一緒に話していて気持ちの良い人が多いです。

自分も何か話したいことがあったとしても、相手のことを考えて優先させてくれます。

紳士的な態度で会話ができるので、一緒に話していると、心が落ち着きます。

精神年齢の高い人と会話をすると、その人が頼りがいのあるお兄さんやいお姉さんに思えることもあるでしょう。

3-4. 自分のことを客観視することができる

精神年齢が高い人の特徴として自分のことを客観視できることが挙げられます。

自分のことを客観視することは、日頃から自分のことを冷静にみていなければできないことであり、心の安定や余裕がなければできないことです。

常に余裕がなく、いっぱいいっぱいな人に自分を客観視することなどできる訳がありません。

自分のことを客観視できるのは、心に余裕のある精神年齢の高い人だけができることです。

常に心が安定しており、感情の起伏が激しくない人が自分を客観視できる傾向にあります。

4. 精神年齢を高くする方法

精神年齢と高くする方法はあるのでしょうか。

いくつか挙げてみました。

精神年齢を高めて、余裕のある大人の雰囲気を醸し出してみましょう。

4-1. 会話をするとき、相手に主導権を握らせてみる

会話をするときは、つい盛り上がってしまうと自分の話を聞いてほしくて、他の人の話を遮ってしまう場合があります。

しかし、精神年齢を高くしたいなら、そこは我慢をしなくてはいけません。

どんなに自分の話を中心にして話したくても、それを実行してしまっては単なる精神年齢が低い人です。

相手の立場を考えて、相手が気持ちよく過ごせるような状況を作れる人こそ、精神年齢が高い人です。

自分の精神年齢を高めたいと思ったら、会話をするときは相手に主導権を握らせてみましょう。

4-2. 相手のことを思って行動してみる

精神年齢を高くしたいなら、意識して相手のことを考えるようにしましょう。

相手が今、どういう気持ちで過ごしているかを相手の立場に立って考えることで、相手が今、何を求めているかやどうしたいと思っているのかを瞬時にさとることができるようになります。

自分は精神年齢が低いかなと思う時は、相手の立場に立って物事を考え、どんな気持ちで過ごしているのかを考えてみましょう。

初めは意識しないと、なかなか相手の立場で物事を考えることはできないかもしれませんが、そのうち意識しなくても自然の相手の立場に立って物事を考えることができるようになります。

4-3. 自分の利益にならない優しさを提供してみる

精神年齢を高くしたいときは自分の利益にならないような優しさを提供してみましょう。

精神年齢の低い人は自分が優しくしたことに対して褒められたいという欲求がありますが、精神年齢の高い人は自分が優しくしたことを特に主張しません。

よって自分が他人に優しくしても誰にも気付かれないこともあるでしょう。

しかし、精神年齢の高い人はそういったことは気にしません。

自分の評価を挙げる手段として優しさがあるのではなく、本当に相手のことを思っているからこそ自然に出てくる優しさなのです。

5. 恋愛における精神年齢とは

恋愛における精神年齢も通常の精神年齢とさほど変わりはありません。

恋愛においても、相手の立場を考えて行動できる人は恋愛においても精神年齢の高い人だと言えます。

ただし、恋愛において気を付けたいことは、自分の意見もしっかりと相手に伝えることができるかどうかがポイントになります。

相手に気を遣って意見を述べないようではだめです。

しっかりと自分の意見を話して、恋人とコミュニケーションを図ってみましょう。

自分の意見を、相手の立場やタイミングを考えながら、スマートに言える人は素的です。

精神年齢の高い人だと言えます。

まとめ

精神年齢が低い人より高い人の方がよいとは言うけれど、実際はどうなのか 精神年齢が高い人の話をしてきましたが、確かに精神年齢が高い人は好感が持てるし、同性にも異性にもモテます。

しかし、精神年齢が低いという側面は少しくらい必要な気もします。

なぜならば、精神年齢が低い側面は時としてその人の魅力にもなりえるからです。

全てにおいて精神年齢が高くては、優等生すぎて性格がつまらなく感じてしまう場合もあります。

相手を傷つけるような精神年齢の低い行動はダメですが、それ以外の、精神年齢が低い部分は時としてその人の人間味が増し、非常に魅力的に見えてしまうことがあるので一概に否定はできません。

もちろん、精神年齢が高いことに越したことはないのですが、一つや二つくらい、精神年齢が低い部分を持ち合わせても、人としての魅力が増すので良いのではないでしょうか。