京都には非常にたくさんの寺社がありますが、「厄払い・お祓いでおすすめの神社」についての情報を紹介していきたいと思います。
「厄払い・お祓い」を頼むときの基本や注意点も説明しています。
- 神社で「厄払い・お祓い」を頼むときの注意点1
- 神社で「厄払い・お祓い」を頼むときの注意点2
- 厄払いを受ける時期
- 吉田神社(説明)
- 北野天満宮(説明)
- 八坂神社(説明)
- 日向大神宮(説明)
- 上賀茂神社(説明)
- 平安神宮(説明)
- 伏見稲荷大社(説明)
- 護王神社(説明)
- 石清水八幡宮(説明)
- 山王宮日吉神社(説明)
- 長岡天満宮(説明)
- 貴船神社(説明)
- まとめ
1. 神社で「厄払い・お祓い」を頼むときの注意点1
神社では「災難・不幸・病気」などが続いている時に、神社の社務所などで申請することによって「お祓い」を受けることができます。
特別に悪い出来事が起こっていなくても、「厄年(やくどし)」に当たる年齢であれば「厄払い」をお願いすることもできます。
神社でお祓いを頼む時には、正装に近いきちんとした服装で望むことが常識とされます。
男性で洋服であれば最低限ジャケットかワイシャツの着用をすべきで、できればネクタイも締めておきましょう。
女性は黒装束は避けて明るい淡い色合いの洋服にしましょう。
靴を脱いで社殿に上がるので清潔な靴・靴下を準備しましょう。
素足での昇殿は基本的にダメです。
お祓いを受ける時には、神社によって「事前の電話・メールでの予約」が必要な所と不要な所が分かれます。
事前に神社に「予約の必要の有無」を確認してからお祓いに出かけるようにしましょう。
2. 神社で「厄払い・お祓い」を頼むときの注意点2
お祓いのお礼の金額は神社ごとに異なっていますが、一般的に「5000円〜10000円」を目安にしましょう。
蝶結びの祝儀袋か白色の祝儀用封筒に「御初穂料」と書き、その下にお祓いを受ける人の氏名を書きます。
中に新札を入れます。
お祓いで正式参拝・昇殿参拝の時のお辞儀は「90度の最敬礼」をします。
お祓いでは「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」が行われます。
神職から玉串(榊の木)を渡されたら、右手で玉串の根元を上の方から持ち、左手で葉先を支えて下さい。
玉串を捧げる台(案)の前で会釈し、玉串を時計回りに回しながら祈ります。
玉串の根元が神前に向かうようにして捧げて下さい。
最後に「二礼二拍手一礼」をして、会釈して元の席に戻るという流れになります。
3. 厄払いを受ける時期
厄払いを受ける時期は、数え年で「厄年」に当たる時が多くなります(それ以外の時期にも災厄を避けるために受けることはあります)。
男性の厄年は「61歳・42歳・25歳」です。
女性の厄年は「37歳・33歳・19歳」です。
厄年には新築・転職などの新しいことを始めると運勢が悪くなるとされます。
厄の語源は「人生・地域の役」であるともされ、役(厄)が回ってくる前に、身を慎んで備えておきなさいという意味がありました。
厄年は社会的・生理的な「人生の節目」として解釈することができ、大きな役割を果たすプレッシャーが強くなったり、心身の調子を崩しやすかったりする時期なのです。
厄年には、自分を振り返って身と心を清めて慎むことが必要になってきます。
お祓いも清めの一手段なのです。
4. 吉田神社(説明)
吉田神社は貞観元年(西暦859年)に、平安京の守護神として中納言・藤原山蔭卿によって創建された非常に古い歴史を持つ吉田神道の神社です。
「厄除け・開運」の神様として信仰を集めています。
吉田神社の境内には、全国の神々を祀る「大元宮(重要文化財)」やお菓子の神・料理の神の社殿があります。
「厄除祈願・交通安全・お宮参り・七五三詣・合格祈願・病気平癒・安産祈願」など各種のお祓い・ご祈祷を社務所にて受け付けています。
神職が祈祷文を読み上げる期間で、1週間祈祷で5000円、1ヶ月祈祷で10000円など明確なご祈祷料の規定があります。
5. 北野天満宮(説明)
北野天満宮は、「学問の神様」として有名な菅原道真公をご祭神としてお祀りする全国約1万2000社の天満宮・天神社の総本社に当たる神社です。
菅原道真公の天神信仰の発祥地とされ、「北野の天神さん・北野さん」の愛称でも親しまれています。
北野天満宮の創建は、平安中期の天暦元年(947)に、西ノ京在住の多治比文子、北野朝日寺の僧最珍らが神殿を建てて菅原道真公を祀ったのが始まりとされます。
「厄除け」だけでなく学問の神様であることから「合格祈願・学業成就」が祈祷の中心になっていますが、家内安全・交通安全・七五三詣などもできます。
6. 八坂神社(説明)
八坂神社の創祀は諸説ありますが、斉明天皇2年(656)に高麗の使節・伊利之(いりし)が新羅国の牛頭山にいた素戔嗚尊を山城国愛宕郡八坂郷の地に祀った事に始まるとされます。
慶応4年(1868)、感神院(祇園社)から八坂神社に改称されました。
八坂神社では祇園さんの霊験による厄払いが行われいて、「家内安全・病気平癒・試験合格・良縁成就・商売繁昌」などのお祓いも受けられます。
一般祈祷は5000円からの受付となっています。
7. 日向大神宮(説明)
日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)は、現在、霊的なご利益のあるパワースポットとしても注目されています。
日向大神宮の創建は、第23代顕宗天皇の御代に筑紫日向(現在の宮崎県)の高千穂の峰の神蹟を当地に移したことが始まりとされています。
後醍醐天皇の建武の新政の時には、新田義貞が当社に戦勝祈願をしたとされています。
「厄払い・お宮参り・七五三詣・商売繁盛」などを受け付けてますが、事前に電話で祈祷の予約をすることが必要です。
8. 上賀茂神社(説明)
上賀茂神社の創始の歴史は神代の昔にまで遡り、ご祭神の「賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)」が、本殿の背後にある神山にご降臨されたことが始まりとされています。
第40代天武天皇の御代の白鳳6年(678)にはすでに賀茂神宮が造営されていました。
上賀茂神社では「厄除・方除・雷除・お宮参・七五三参・家内安全」などの各種お祓いを5000円から受け付けています。
9. 平安神宮(説明)
平安神宮は比較的歴史の新しい神社であり、平安遷都1100年を記念して明治28年に創建されました。
遷都のおや神様である第50代・桓武天皇がご祭神であり、平安神宮の社殿は、桓武天皇が建設された当時の平安京の正庁・朝堂院が8分の5の規模で再現されたデザインになっています。
平安神宮では厄除け祈願はじめ、家内安全・商売繁盛・交通安全・心願成就など各種祈祷を5000円から受け付けています。
10. 伏見稲荷大社(説明)
伏見稲荷大社は全国に約30,000社ある「お稲荷さん」の総本宮であり、稲荷山(いなりやま)が信仰拠点になっています。
御祭神の稲荷大神が稲荷山に鎮座したのは、奈良時代の和銅4年(711)2月初午の日とされています。
お稲荷さんというと「キツネ」を思い浮かべますが、キツネは稲荷大神の眷族の霊獣であり、稲荷大神は当然キツネではありません。
伏見稲荷大社は厄払い以外にも、商売繁盛・家内安全・交通安全・試験合格・お宮参りなど各種祈祷を3000円から受け付けています。
11. 護王神社(説明)
護王神社は京都御所の西側の烏丸通沿いある神社で、平安京建都に功績のある和気清麻呂公(わけのきよまろこう)を祀っています。
創建年は不明ですが、古くから足腰に功徳のある「護法善神」と称されていました。
境内に霊猪が奉納された事から明治以後、「いのしし神社」とも呼ばれます。
厄払い以外にも、和気清麻呂公のエピソードにちなむ「足腰の病気怪我の平癒祈願」で有名な神社で、家内安全・商売繁盛など各種祈祷を5000円から受け付けています。
12. 石清水八幡宮(説明)
石清水八幡宮は「やわたのはちまんさん」として親しまれています。
清和天皇の貞観元(859)年に、南都大安寺の僧・行教が豊前国(現大分県)の宇佐八幡宮で祈祷し、八幡大神様の「男山の峰に移座して国家を鎮護せん」の御託宣を受け、男山の峰に御神霊を奉じたのが始まりとされます。
石清水八幡宮は八幡大神様の神威による「厄払い(厄除け参り)」で特に有名な神社で、5000円(祝歳参りのみ)・7000円(厄除けなど)から各種祈祷を受け付けています。
平安時代の平将門の乱・藤原純友の乱、鎌倉時代の元寇においても厄除け参りがされたほどの歴史の古さを誇っています。
13. 山王宮日吉神社(説明)
山王宮日吉神社は、敏達天皇元年(西暦572年)に創建された神社で、宮津総氏神・宮津藩の守護神として崇められています。
地元の人たちが参加して盛り上がる「山王祭」でも有名で、御祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)・大己貴神(おおなむちのかみ)です。
「厄除祈願・安産祈願・初宮詣」など各種祈願を行っていますが、山王宮の祈願の特徴として他の人と一緒の祈祷を認めず、必ず一人ずつ祈祷を行うということがあります。
祈祷には電話予約が必要です。
14. 長岡天満宮(説明)
長岡天満宮は、「天満宮」であるから祭神は学問の神様である菅原道真公になります。
長岡天満宮の土地は、菅原道真が在原業平らと共に、 しばしば遊びに来ていた縁があるとされています。
菅原道真公が政争に敗れて太宰府に左遷された時、「我が魂長くこの地にとどまるべし」と語り残されたことから、道真公自作の木像をお祀りしたのが由緒になっています。
学問の神様である長岡天満宮は、厄除けや学業成就(試験合格)・家内安全・商売繁盛など各種祈祷を受け付けていますが、9時30分から16時まで随時受付なので事前の電話予約は不要です。
15. 貴船神社(説明)
貴船神社の正確な創建の年は不明ですが、天武天皇の白鳳6年にはすでに社殿が造り変えられていたので、平安時代以前の昔にまでその歴史は遡ります。
「国家安穏・万民守護のため、太古“丑の年の丑の月の丑の日"に天上より、貴船山中腹、鏡岩に天下れり"という社記が残されています。
祭神は「たかおかみのかみ(山上の龍神)・磐長姫命」です。
貴船神社は厄払いや家内安全、商売繁盛以外(一般祈祷は7000円から)にも、貴船大神のご利益で「恋を祈る社」として知られ「えんむすび祈願(3000円から)」で有名な神社です。
まとめ
神社での「お祓い・厄払い」についての基本的な知識・情報を説明して、京都にある有名な神社の由緒・概略・お祓いについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
京都の著名な神社で「お祓い・厄払い」を受けたいと思った時には、ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。
京都には非常にたくさんの寺社がありますが、「厄払い・お祓いでおすすめの神社」についての情報を紹介していきたいと思います。
「厄払い・お祓い」を頼むときの基本や注意点も説明しています。
1. 神社で「厄払い・お祓い」を頼むときの注意点1
神社では「災難・不幸・病気」などが続いている時に、神社の社務所などで申請することによって「お祓い」を受けることができます。
特別に悪い出来事が起こっていなくても、「厄年(やくどし)」に当たる年齢であれば「厄払い」をお願いすることもできます。
神社でお祓いを頼む時には、正装に近いきちんとした服装で望むことが常識とされます。
男性で洋服であれば最低限ジャケットかワイシャツの着用をすべきで、できればネクタイも締めておきましょう。
女性は黒装束は避けて明るい淡い色合いの洋服にしましょう。
靴を脱いで社殿に上がるので清潔な靴・靴下を準備しましょう。
素足での昇殿は基本的にダメです。
お祓いを受ける時には、神社によって「事前の電話・メールでの予約」が必要な所と不要な所が分かれます。
事前に神社に「予約の必要の有無」を確認してからお祓いに出かけるようにしましょう。
2. 神社で「厄払い・お祓い」を頼むときの注意点2
お祓いのお礼の金額は神社ごとに異なっていますが、一般的に「5000円〜10000円」を目安にしましょう。
蝶結びの祝儀袋か白色の祝儀用封筒に「御初穂料」と書き、その下にお祓いを受ける人の氏名を書きます。
中に新札を入れます。
お祓いで正式参拝・昇殿参拝の時のお辞儀は「90度の最敬礼」をします。
お祓いでは「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」が行われます。
神職から玉串(榊の木)を渡されたら、右手で玉串の根元を上の方から持ち、左手で葉先を支えて下さい。
玉串を捧げる台(案)の前で会釈し、玉串を時計回りに回しながら祈ります。
玉串の根元が神前に向かうようにして捧げて下さい。
最後に「二礼二拍手一礼」をして、会釈して元の席に戻るという流れになります。
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