「フェンス、塀」の夢を見る意味とは？夢占いでの解釈 | SPITOPI

塀や垣根、フェンスといった何かの周りを囲むための設備には、境界部分に樹木を植えたり、ブロックやレンガを積み上げたりする見た目にもソフトなイメージのものが普通です。

しかし、保安性や機密性が高いものについては、高い塀や有刺鉄線、鉄条網といった、いかにも堅固で、人を寄せ付けない、近づいてはいけない雰囲気をつくりだしているものがあります。

また、そうした囲みの大きさや高さ、囲みに入りたいのか、出たいのか、様々なシチュエーションが、考えられます。

安全を確保するために作ったことを表すのか、自分の気持ちや成し遂げたい目的を阻んでいるものを表すのか、囲む行為には、いろんな意味合いが込められているようです。

自分の内面か、周りとの関係か、それによっても占いの方向も、結果も変わってきます。

1. 塀や垣根を作る夢が暗示しているもの

現行の生活をしっかり守っていこうとする意志が強く、新しい人間関係を作り出したり、新たなものを取り入れたりするよりも、旧知の友達や親友との仲を大切にしたいと考えていることを暗示しています。

また、人に侵されたくないテリトリーや秘密があることを暗示しています。

垣根や塀が高かったり、頑丈だったりする場合には、高ければ高いほど、頑丈であればあるほど、守りたい、秘密にしておきたい気持ちが強いことを暗示しています。

有刺鉄線を張り巡らしているようであれば、なおさらその気持ちが強いことを表します。

逆に、低すぎる垣根は、無防備な状態や開放的な性格を表していますが、反面、もう少し自分自身をガードしなさいという警告の意味を込めた夢でもあります。

2. 塀や垣根にヒビが入る夢が暗示しているもの

塀や垣根にヒビが入る夢は、大事に守ってきたものが、壊されそうになったり、問題を生じそうになったりしていることを暗示しています。

それが、外からのヒビであれば、誰か、第三者の登場が予知されます。

内側からであれば、家庭内での問題が生じる可能性を含んでいます。

また、頑なだった自分の気持ちに、少し変化の兆しが見え始めたことを表している場合もあります。

3. 塀や垣根が壊れる夢が暗示しているもの

塀や垣根が壊れるということは、あなた自身が、殻を破って変化しようとしていることを暗示しています。

また、壊れるのは、自分の内面から発している行動ですが、壊されたとなると、周りの誰か、あるいは、友達の誰かが、新しく変容するあなたを手助けしていることを暗示しています。

加えて、壊れるのは、何となく自分の内面に作り上げていた、もっている能力の架空の限界を、今なら越えられそうな自信が付いてきたこととも関係しています。

4. 塀や垣根に穴が開いている夢が暗示しているもの

あなたが周りに知られたくない、隠しておきたい情報や秘密が、知らないところで、すでに、漏れていることを暗示しています。

漏れているものの重要性や情報量は、穴の大きさや数と関係しています。

当然、数が多かったり、穴が大きかったりするほど、漏れていることになります。

さらに、とても見つかりにくい場所に開いていたなら、思いもよらない人物から漏れているかもしれない可能性を含んだ暗示になります。

5. 塀や垣根が、行く手を遮る夢が暗示しているもの

あなたの行く手を、塀や垣根が遮っているということは、困難や問題が横たわっているということを暗示しています。

塀や垣根の大きさは、障害や困難さ、問題の大きさや、複雑さ、深さなどを表しています。

塀の大きさや垣根の幅の広さなどに驚かず、もてる力を出し切って乗り越えて行きたいものです。

なお、もしもそれが、有刺鉄線を張り巡らした塀や垣根であった場合には、困難を乗り越えたり、問題を解決したりするのに、多少の傷みを伴うことが予想されるので、痛い思いをすることも覚悟の上で、乗り越えるための工夫をしながら、アタックすることが暗示されています。

6. 塀や垣根の向こうに光が見える夢が暗示しているもの

今現在、あなたの進んでいる道筋は、考えていた以上に、解決にはかなりの困難さを有する事象や様々な形で現れる障害に、幾度となく行く手を阻まれていますが、ここの困難さや障害を乗り切りさえすれば、目標を達成する日が近いことを、遠くに見える光が暗示しています。

出口は、見えました。

もう、一踏ん張りすることで塀を乗り越えることができます。

最後の力を出し切るときです。

7. 塀や垣根に登ったり、壊したりする夢が暗示しているもの

自分の目的や職務などに向かって、正に、眼前に立ちはだかる障害や、解決しなければならない問題に対して、真正面から取り組み、もてる力を振り絞って、努力している姿を暗示しています。

乗り越えなければならない障害や問題が大きければ大きいほど、塀の大きさや垣根の大きさも大きくなり、乗り越えるには、困難さを増しますが、自分のもっている様々なスキルを駆使して、乗り越えていくことが暗示されています。

特に、堅固でしかりした塀の出現には、それ相応の熟慮が必要になるでしょう。

8. 塀や垣根の抜け穴を探す夢が暗示しているもの

抜け穴を探す夢が暗示しているのは、乗り越えなければならない問題や障害について、効率よく抜けられる別の方向や方法での解決策を探していることを指しています。

高くそびえる塀や垣根を、別ルートを見付けることで、無理をせずに、効率よくクリアしていくことを暗示しています。

抜け穴を探すことで、リスクを少なくして垣根を抜けていこうというのは、正論へのこだわりや自分自身の中にあるわだかまりを捨て、形よりも内容を重く見て、目の前の塀や垣根を越えようとを取ろうとする意思の表れでもあります。

9. 塀や垣根を見上げる、その前で立ちすくむ夢が暗示しているもの

塀や垣根の前で立ちすくんでいる夢は、乗り越える塀や垣根の高さや大きさに圧倒されて、自信を喪失し、ただ呆然と目の前に立ちはだかる障害物を見上げている姿を暗示しています。

これは、現行の力量では、到底この塀や垣根を乗り越えることはできないことを暗示しています。

再度、力量を磨いて、本当の自力をつけてから再トライするよう諭していることも暗示しています。

なお、この時、高い塀や垣根にそって、行ったり来たりするような行動を夢で見た場合には、援助を得ることができず、周囲からも孤立してしまって、高い塀を乗り越えることに、なかなか踏ん切りが付かない状態にあることを表しています。

10. 塀や垣根の内側で知人の声がする夢が暗示しているもの

塀の内側から知人の声が聞こえるというのは、知人と自分との間に、高い塀や垣根があることを意味しており、具体的には、知人との間でコミュニケーションが、うまくとれていないことを暗示しています。

垣根をとっぱらうには、不足している知人とのコミュニケーションを意識的に改善して、好ましいコミュニケーション環境を創り上げることです。

塀の向こう側の方から、より多くの人の声が聞こえてきたら、周囲の輪から外れそうになっている心配があることも考慮しておきましょう。

まとめ

塀や垣根は、自分が守りたいと考える、家族や品物、情報といったものを外敵から第一線で守ってくれる警護や監視の役目を担った建造物です。

逆に、訪ねる方からすれば、行く手を遮る障害物であり、解決しなければならない問題です。

塀や垣根に使われている材料の質や量、建造物のサイズなどから、守られているものの価値や質など、いろんな解釈ができます。

さらには、自分自身の中にある塀や垣根に話題を移すと、まだまだ夢から読み取れるものがあるようです。