熊は、身体全体が丸々としていて、歩く姿も、もっこりとした感じで、まるで動くぬいぐるみのような様子をしています。
数々の特徴的な動作の中でも、まるで人間が腰を下ろしたかのように座る習性があり、背中の丸まった後ろ姿などは、どこか「おやじ」の背中を見るような感じさえするようで、何とも説明の仕様がない親しみがもてます。
そんな熊ですが、占いの世界では、母親を象徴する典型的な動物です。
従って、占いの内容も、多くは母親との関係から提示されます。
また、その姿からは想像できない熊のもつ凶暴な面とのつながりから、権力の象徴としての面も、そこに加味されています。
- 親子の熊に出会う夢
- 子熊に出会う夢
- 熊に追いかけられる夢
- 熊に襲われる、噛まれる夢
- 熊に頭を噛まれる夢
- 熊に手や腕を噛まれる夢
- 熊に足を噛まれる夢
- 熊に殺される夢
- 家族が熊に襲われる夢
- 恋人が熊に襲われる夢
- 熊と戦う夢
- 熊と斧やナイフで戦う夢
- 熊を狩りに行く夢
- 熊を飼う夢
- 熊を食べる夢
- 熊が暴れる夢
- 熊が家に入る夢
- 子熊を抱く夢
- まとめ
1. 親子の熊に出会う夢
熊は、冬眠している間に、普通、2頭の子どもを産み、冬眠の終わる春先には、子どもを連れた母親がえさを求めて野山を活発に動き回ります。
そんな幸せそうな熊の親子の姿を夢見るのは、妊娠や安座を暗示するサインだとされています。
2. 子熊に出会う夢
ぬいぐるみが、動き回っているかのような可愛らしい子熊だけの夢を見るのは、子どもを授かるという知らせといわれます。
また、男性がこうした熊の親子や子熊の夢を見るのは、良いパートナーに巡り会うことを表しています。
さらに、未婚の女性の場合には、母親になることへのあこがれと共に、妊娠への不安な気持ちを表しています。
3. 熊に追いかけられる夢
熊は、母親を象徴する動物ですから、熊に追いかけられて逃げる夢は、母親の庇護や過度の愛情から逃れて、自立しようとする気持ちの表れです。
と同時に、現状への我慢が限界に達し、自分でも驚くほどの内に秘めた怒りが、爆発寸前の状態であることを表しています。
同時に、本当の自分が出せない自分自身へのいら立ちも感じていることを示しています。
このまま母親の保護のもとで生活していく楽さと、それに付随する窮屈さとの境で、苦悩する自分の心が見せる夢かもしれません。
そんな自分への怒りの姿でもあるのです。
特に、追いかけられて、捕まってしまう夢は、その怒りのために、優しさを忘れてしまい、周りから親切にされても素直に受け取れず、大きなお世話と嫌みに取るような心が疲れている状態でもあります。
自分では気付かないストレスの解消が、必要な時かもしれません。
また、追いかけてくるのが子熊であった場合には、現状の様子に臆病になってしまっていて、些細な怒りだから気にする必要はないと、自分で自分をごまかし、真剣に自分と向き合わない、自分自身をごまかして済まそうとするまずい対応が表れている意味合いでもあります。
4. 熊に襲われる、噛まれる夢
熊は、権力や母親の象徴ですから、それに襲われたり、噛まれたりするということは、心の内側にまで入り込んで来ているという意味で、自分では気付かない精神的なストレスがあることを表しています。
気が付かない内に、本当の自分の気持ちを隠して、あいまいにして生活しているのかもしれません。
明らかに自分より強い象徴からの警告です。
「だって〜」「自分は〜」と、主張するよりも、流れに任せるのが得策かもしれません。
自分の気持ちに正直に、もっているよさを生かしていきたいものです。
この時、噛まれる場所によっては、表されていることが違います。
5. 熊に頭を噛まれる夢
考え方が、まだまだ未熟で、上の段階に挑戦するのは、時期尚早というのを表しています。
6. 熊に手や腕を噛まれる夢
誰かを支えるまでの力はもっていないという意味合いを表しています。
7. 熊に足を噛まれる夢
基本的に、生活の基盤ができておらず、経済状態も不安定であるという意味合いを表しています。
なお、自分よりもはるかに大きな熊に襲われる夢は、周りが見ているあなたと真のあなたとのギャップの差が、かなり大きいことを表しています。
少し猫をかぶり過ぎているのではないでしょうか。
8. 熊に殺される夢
逃走に失敗し、抵抗むなしく殺された夢を見るのは、死というショッキングな出来事に反して、新たに始まるスタートを表している吉報です。
あなたを苦しめていた問題やトラブル、母親の呪縛といったものから解き放たれ、新たなスタート地点に立つことを表しています。
この時、殺されるのが、次のような場合には、それぞれ違った意味があります。
9. 家族が熊に襲われる夢
あなたは、家族とは違ったタイプの人間なので、今一つ溶け込めなかった家族の縛りや鎖から解き放たれ、自立することを意味しています。
10. 恋人が熊に襲われる夢
彼は、人のために働き過ぎるお人好しと判断し、そのために損しているともどかしく思っていることが、夢に反映された結果です。
11. 熊と戦う夢
現実的には、たとえ猟銃をもっていても、熊と対峙することは、容易ではありませんが、夢の中のことですから、対等に争うことも可となります。
そのことが意味するのは、自分の弱点やコンプレツクスと正面から向き合い、乗り越えていこうとする強い意志を表しています。
それと同時に、自分にとって大切なものを、命がけで守り抜こうとする、強い母性本能を備えた女性の強さを象徴しているのが熊です。
その熊を倒しに行くということは、さらなる強さや権力を欲していることを、象徴していると思われます。
12. 熊と斧やナイフで戦う夢
斧やナイフなどの道具を持って殺しにかかるのは、その表れだと思われます。
斧やナイフが、ある意味では、仕事場のスキルや資格、地位などを象徴しています。
この時、子熊と戦うのは、警戒心が強過ぎて、過剰反応になっていることを表し、当然、周りからの賛同は得ません。
見えないようでも、子熊のそばには必ず母熊がいるという自然界の様子から、大切なものは守れたにせよ、母熊の反撃に遭って、信頼や人望を失うことになるでしょう。
13. 熊を狩りに行く夢
熊の出現に脅えるばかりでなく、こちらから積極的に熊狩りに行く夢は、精神的な自立を図ることや、家庭などから独立していくことを意味しています。
自ら積極的に行動を起こすことで、重くのしかかっていた庇護や権力、権威といったものから、離れていくことで、自分の行く手を開いていくということを示しています。
また、狩りに出るのにちょうどよいタイミングである、というサインでもあるのです。
ただ、なかなかそうはならないもどかしさや、早くそうなって欲しいという思いが、同じような夢になることもあります。
14. 熊を飼う夢
現実的には、動物園なみに一部屋分くらいの大きさの檻を造ったとしても、大型の肉食動物である熊を飼うなどということは、かなり難しい話です。
でも、夢の中であれば、自由に飼うことができます。
この時、どんな状況の下で飼っているかが、大事になります。
前述したような、それも体型に合わない狭い檻の中で白熊を飼っている場合は、自分の中で権力に対する欲や独占欲が、高まっていることを表しています。
一方、広々とした環境保護区の様なところで、自由な放し飼い状態で熊を飼っているのであれば、運気が上昇していることを表しています。
さらに、その運気は、周囲へも広がることになります。
15. 熊を食べる夢
中華料理でも、熊の手は、ツバメの巣などと並ぶ高級食材ですが、早々、食べられるものでもありません。
民宿などを訪ねれば、熊の肉は食べられるようですが、これもポピュラーな食材とは言えません。
熊を食べることには、どんな意味があるのでしょうか。
熊は、母性や権力の象徴でしたので、食べるという行為は、自分を取り巻く環境や状況が、変化をするという意味合いをもっています。
また、熊は、ぬいぐるみのような可愛らしい容姿の奥に、凶暴なパワーももっています。
それで、熊を食べることで、その雄々しさや強い権力を手に入れる、あるいは、肉体的にも体力的にも、パワーアップすることを意味しています。
16. 熊が暴れる夢
傍若無人に暴れている熊の姿は、思いもかけない損失を出し、自分だけでなく周りにも負担や迷惑をかける事態になることを表しています。
周りの感情を無視して、危険をも顧みず、自ら危ない場に飛び込んだ結果が、賛同を得ず、周りから去って行くような状態になることを暗示しています。
17. 熊が家に入る夢
熊が家に侵入するなど、テレビ報道で見ていてもびっくりしますが、夢の中では、次のような意味合いになります。
熊に表されているのは、母性や権力の象徴です。
従って、家は、母親の象徴でもあります。
その象徴である母親のもとに母親が入ってくるというのは、母親からの保護を通り越して、もはや過干渉の域に達していることを表しています。
と、同時に、いつまでも母親の庇護の基で過ごすのではなく、過干渉という、親切心やありがたさを通り越して、ありがた迷惑や目の上のたんこぶ状態になっている現状を、打破することに向けて、動き出すことを示唆しているとも言えます。
子熊が、親元を離れるように、母熊からの独立を図りたいものです。
18. 子熊を抱く夢
まるまるとした子熊を抱いているシーンは、いかにもほほえましく、好感の持てる風景です。
しかし、熊が、母性や権力の象徴である夢占いの世界では、もともと母性がある上に、抱いて可愛がるという二重の母性が、働くことになります。
それで、子熊を抱くという行為は、過保護、過干渉の意味合いとなります。
子どもがある人は、我が子に対して、過保護、過干渉の傾向にあり、芽生え始めた自立心の成長に影響を与えているという暗示になります。
また、子どもがない人にとっては、周囲の人に対する配慮や、干渉が強すぎて、自立や独立への道の妨げになっていることを暗示しているのです。
まとめ
熊は、その容姿からは、想像もできないようなパワーや凶暴性をもっています。
また、母性本能が極めて強く、決して子熊には近づくなというのが、狩人達の合い言葉になっています。
それで、母性と共に、内なる狂気、裏表のある気持ち、暴力、危険など、およそ母性とは、正反対の意味合いも夢占いの世界では、読まれています。
強力な母性と凶暴な力に支えられた絶対的な権力、この両者が伝えようとする意味を、夢から確かに読み取り生かしていきたいものです。
熊は、身体全体が丸々としていて、歩く姿も、もっこりとした感じで、まるで動くぬいぐるみのような様子をしています。
数々の特徴的な動作の中でも、まるで人間が腰を下ろしたかのように座る習性があり、背中の丸まった後ろ姿などは、どこか「おやじ」の背中を見るような感じさえするようで、何とも説明の仕様がない親しみがもてます。
そんな熊ですが、占いの世界では、母親を象徴する典型的な動物です。
従って、占いの内容も、多くは母親との関係から提示されます。
また、その姿からは想像できない熊のもつ凶暴な面とのつながりから、権力の象徴としての面も、そこに加味されています。
1. 親子の熊に出会う夢
熊は、冬眠している間に、普通、2頭の子どもを産み、冬眠の終わる春先には、子どもを連れた母親がえさを求めて野山を活発に動き回ります。
そんな幸せそうな熊の親子の姿を夢見るのは、妊娠や安座を暗示するサインだとされています。
2. 子熊に出会う夢
ぬいぐるみが、動き回っているかのような可愛らしい子熊だけの夢を見るのは、子どもを授かるという知らせといわれます。
また、男性がこうした熊の親子や子熊の夢を見るのは、良いパートナーに巡り会うことを表しています。
さらに、未婚の女性の場合には、母親になることへのあこがれと共に、妊娠への不安な気持ちを表しています。
スポンサーリンク